侵入竹への取り組み


竹害とは

孟宗竹は今から千年ほど前に中国から日本に持ち込まれ栽培されてきました。繁殖力が異常に強く、周囲の既存の生態系を壊しています。本来水源として機能するべき、森林全体の生物の多様性が失われている一つの原因となっています。

東峰村竹の子

かつて竹は、資材(建築材・生活用品)や竹の子(食)として私たちの生活を支えていました。しかし、軽く丈夫な石油製品の発達やグローバル化という風潮により時代は変わりました。経済的価値の下がった竹林は放置されています。

しかし、竹そのものは有用であることに変わりはありません。 つまり、”竹害” と呼ばれる問題の根本的な原因は孟宗竹の繁殖力ではありません。

森の現状

東峰村 人工林

杉や檜の放置された人工林にも同じことが言えます。私たち、一人ひとりの日々の選択から導かれた結果です。問題はどこにあり、何の為にそうなってしまったのかよく考え、日々の選択をしていくことが解決につながるような気がします。

竹林との向き合い方

放置するという選択はたくさんの害を生み出すことがわかった今、全部伐採するか、竹と共存するのかの選択肢になります。

竹林を全て伐採するには長い年月がかかり、伐採を怠れば、元の竹林に戻ります。

竹は、竹炭・繊維等の製品原料となります。肥料・竹灯篭・花挿し・蚊取線香炉、竹の鉢等、暮らしを豊かにする雑貨としての実用方法がたくさんあります。そして石油製品や輸入品に比べ、私たちの住む東峰村の生活の資本である ”環境” への悪影響が少なく、どんなに古くなってもゴミにならないエコな資材だと言えます。

しかし現実問題として、活用する事が最善だとも言えない現状があります。それは、人口の減り続ける村では誰がやるのか、という問題にいずれぶつかる事が想像できるからです。

問題に対し対症療法的な選択をする事が次世代へのしわ寄せになることが明らかになってきた今、私たちは長い目で未来を想像し、日々の選択をしていく必要があると感じています。

東峰村 竹の子