今年もフラワーズの柚子胡椒を仕込んでいます。
昨年始めて作って感じたのですが、とても刺激的です。
普段何気なく使っている柚子胡椒… 味噌汁や水炊き、餃子、鳥の刺身等、結構なんでもイケる薬味ですね。
しかし、作るのはとても大変でした。
その刺激と言ったら、部屋の中がヒリヒリする成分で満たされ、鼻や喉が目に見えない “辛い何か” に侵されてしまいます。目もヒリヒリして開けてられません。
製品の加工には村にある施設を利用しました。公共の施設は食品加工の条件を満たしている場合が多いので利用価値あります。使用料も数百円。
すり鉢でする
まずは包丁で、すり鉢ですりやすいように細かく刻みます。
塩を絡めミキサーを使わずにすり鉢ですります。
ミキサーではなくすりを使います。柚子と胡椒(田舎では唐辛子の事を胡椒といいます)です。ペースト状の柚子胡椒と言われるモノではなく柚子と胡椒です。食感に影響があり、熱を加えないことでフレッシュな風味が生かされます。熱が入ると香りが飛んでしまいます。
小石原焼の太田孝宏さんのすり鉢を使用しています。細かくすり潰します。 人力柚子胡椒です。
塩にこだわる
お塩は対馬の海水塩100%の “玄海の塩” を使用しています。一切熱を加えずに太陽と風のみで天日乾燥した、ミネラル豊富なまろやかなお塩です。精製された塩と純粋な海の塩は別物です。
塩をなじませるために数日間寝かします。
塩と柚子胡椒が馴染んだら使いやすい粘度に水分を調節し冷凍保存します。
柚子胡椒を寝かせると辛い柚子風味の液体が出来ます。こちらもいろいろな料理に使える万能調味料になります。捨てるところはありません。
人と自然の二人三脚で柚子胡椒を作っています。
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